2005年01月11日

機動戦士ガンダムSEED(再) 第50話「終わらない明日へ」

さすがに最終回の戦闘シーンは素晴らしいものがありましたね。プロヴィデンスのファンネル攻撃が最高にカッコイイ。緑のビームの軌跡がアイオリアのライトニング・プラズマ(古い?)を彷彿させる。ただ、あれほど卑怯なほどの強さだったのに、何故にキラに負けたのかがよく分からない。捨て身で突っ込めば勝てたって、そんなアバウトな…。ファンネルがけっこう落とされてしまって、最終的に数が減っていたというのもある、と解釈しておくか。ミーティアでの戦いと覚醒後の戦いと、二段階に分けて描いてくれたのは良かった。

全体的には、また急ぎすぎな展開だったと思うけど、それぞれの見せ場はしっかり見せてくれて、わりと上手に詰め込むことができた感じ。色々説明不足なところはあったけど、一応成功してると言えるのではないでしょうか。
ただ一番笑えたのは、アスランとカガリがヤキン・ドゥーエに乗り込んだところ。いつの間にか謎の青い人が一緒に! 顔も真っ黒に塗りつぶされちゃって。(笑) 一度見ただけでは気づかなかったよ。よく見直すと、この謎の人物はザラ議長が死ぬところでもアスランたちの後ろに立ってたり、脱出のときはアストレイがあったり。なんか幽霊みたいで恐い…。この辺は漫画で補完してるのかな?

惜しいところとしては、各キャラの心情をもう少し丁寧に描いてほしかったかなー。アスランがジャスティスの自爆を言い出すのは、明らかに父親のことやら何やらで自殺願望があるからで、それに気づいてるカガリは「逃げるな!生きる方が戦いだ!」と言うわけですが、アスランが死にたいと思ってるということが、いまいち視聴者には分かりにくかったような気が。
またキラも、ラウ・ル・クルーゼに言われ放題だったものの、最後の「それでも、守りたい世界があるんだ!」と言い返す台詞は、やたら人類の負の面ばかりに目を向けて終末思想に囚われ狂ったラウに対して正反対の、少年らしく実に健康的で素直な気持ちを表した良い台詞だと思うのですが、それまでのキラの台詞が断片的なものばかりなので、論理立った一つの文脈として成り立っていないようなのが少し残念。キラが理屈っぽくなるのもあれなので、これはこれで良かったのかな…。まあ、この辺は好みの問題かも知れませんね。

過去ガンダムXなどの失敗例がある中で、ガンダムSEEDが何故これほどまでに成功したのか、それが知りたくてこの再放送を視聴し続けて来ましたが、全話見終わった今、明快な答えではないものの、何となく分かるような気はしました。大ざっぱに言えば、色々な狙いが成功したということなんでしょうね。婦女子狙いであったり、萌え狙いであったり、ネタとして楽しみたい層狙いだったり…。自分も色んな意味で楽しませてもらいましたし。まあ商業主義的には、こういうアニメもアリなんでしょう。
でもサンライズの真価は、カウボーイ・ビバッププラネテス舞-HiMEといった良作にこそあるわけで、そこんとこをどうかよろしくお願いしたいわけですサンライズ様。舞-HiMEの後も、またものすごい傑作を世に生み出してくれることを期待しております。応援してるので頑張ってください。では。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/1554342
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。