2005年03月02日

舞-HiME 第20話「炎の舞/涙の運命」

素晴らしい…。期待を裏切らないどころか、いつも更にそれを上回る展開を見せてくれる。本当すごいアニメです。巧海はヤバそうだとは思ってたけど、まさか命までここで殺ってしまうとは。容赦ないですねー。命が死ぬとしても、もっと他のHiMEたちが破れていって、舞衣と二人だけが残ったときの、最後の優勝決定戦になるかと思ってた。アリッサ&深優のときもそうだったけど、ラスボスにすらなる可能性のありそうな大物との対決をもったいつけずに早い段階でやってしまう、この贅沢とすら感じる思い切りの良さがこの作品の魅力の一つですね。今更ながら梶浦由記の音楽も素晴らしすぎる。NOIRのときはチープな作品には不釣合いと感じてたけど、この舞-HiMEでは曲と映像と物語が見事な調和を見せています。おかげで今回の舞衣VS命の戦闘シーンも、美しくも悲しくそれでいてメチャクチャカッコいい。言うことなし。

前回からの鬱な展開の流れは、すべて舞衣と命を戦わせる状況にもっていくためのものだったわけですが、脈絡としては一応筋は通ってて、説得力はあったんじゃないでしょうか。ただ、カラス型チャイルドを追ってきたはずの命が、何故かゲンナイと戦う羽目になってしまってるのは、やはりちょっと強引さがあるのは否めない。暴走した命はバーサーカー・モードで、敵味方の区別がつきにくい状態だったと解釈するのが妥当なんだろうけど…。でも最後は、ゲンナイに対して、カラス型と命の二人がかりで戦ってるようにも見えた。まあ、これもバトルロイヤルの中での一つの局面だから、一見そういう風に見える状況があってもおかしくないんだけど。カラス型も途中で都合よく消えていたりで、なんかちょっとなぁ…とは思う。

しっかし命は強すぎだな! 最強はカグツチ&舞衣だと当然のように思い込んでたけど、なつきに止められなければ命が勝つところだったじゃないですか。なんだあの超人的な運動能力は。カグツチの攻撃が全然当たらない。最強の攻撃力も当たらなければ意味がない。異常な強さですね。これも「黒曜の君のパートナー」として訓練を受けて育てられた成果なのか。

黒曜の君は黎人に決定だろうけど、命との関係が気になるところ。おそらく、石上の「黒曜の君にとって代わる」のセリフと合わせて考えるに、最後に勝ち残ったHiMEはとてつもない力を得るけど、そのパートナーにも同様の力が与えられるんでしょう。で、黒曜の君である黎人は元々妹の命とタッグを組んで今回の祭りに挑む予定で、命を最後に勝たせるというシナリオを描いてた。命に与えた首飾りも、命が他の男とか好きになったりしないように、マインドコントロールして、黎人専用にしておくための物だった。ところが、舞衣を一目見て気に入ってしまった巨乳好きな黎人(笑)は、予定を変更し、命を捨てて舞衣とタッグを組むことを一人で決めてしまったわけだ。そのために、命には兄だと名乗らず知らんぷりし、命をチャイルドの発現ができないままにさせておいて、舞衣か他のHiMEにやられるに任せたと。こんなところだろうか。実際に兄でありながらも命が兄だと認識していない以上、命の「HiMEが一番大切に思う相手」には成り得ないという、ルールの隙をついたズルい作戦。命は見捨てられてしまったわけですね。人生をいいように操られて、いらなくなったらポイ。このことを舞衣が知ったらどう思うのだろうか。やはり舞衣VS黎人の展開もありそう。

あと、適当に各キャラについて雑感など。もう感想文としての文脈とか気にしない。もはやこの舞-HiMEについてのまともな感想文なんて、そんなもの書ける文章力が自分にないことは明らかなので…。

巧海が死ぬのは、まあ早いか遅いかだけで、いつかそうなるのは間違いないと予想してたことだけど(本当に一人でアメリカなんて行くわけないだろうしな)、それにしてもゲンナイ弱すぎ。所詮、ネタとしてのチャイルドに過ぎなかったか。必殺のガンダムハンマーはもう一度見たかった気がするけど、やはり実用的じゃないわな。もしかしてヘタレのデュランより弱い、最弱チャイルドだったのでは。巧海も本当に何から何まで不運なやつだったな…。でも「逃げろゲンナイ!」と晶は言ってたけど、自分の意思で「引っ込める」ことは出来なかったのかな。それだと、より弱い晶本体が狙われてしまうから、自身の生命の直接的危機は避けたいという感じだろうか。う〜ん、どちらにしても巧海の運命に変わりはないか。まあ晶が生き残ったのは良しとしておこう。HiME能力なくても、巧海の仇をとるために何か動いてくれるかも知れないし。

奈緒は下手したら碧に負けて退場してしまうんじゃないかと恐れてたけど、まだまだ出番が残ってそうで良かった。それにしても南里侑香さんの演技が素晴らしい! 見事な悪役っぷり。例えば「へぇ〜、あぁんた、HiMEだったんだぁ。男に化けてるなんて、卑怯でいいじゃなぁい」の「ぁ」の部分の嫌味ったらしい言い方がイイのですよ。聞いていてゾクゾクします。シビれます。もうたまりません!(いや、だからと言ってなにをするわけでもないですが。)スクールランブルの一条かれんより、よっぽどはまり役。正反対のキャラだけど、奈緒の方が南里さんの本領発揮なのは火を見るより明らかというもの。もっとこの演技を聞いていたいので、奈緒には何とか終盤まで生き残ってほしい。

石上が舞衣の暴走に驚いてたのは、どうも舞衣の「一番大切に思う相手」は巧海のことだと考えていたからで、楯のことまでは調べてなかった様子。こういう小悪党はすぐに底の浅さをさらけ出すなぁ。
シスターのヴラスの得意技は幻覚系ですか。直接相手にトドメを刺せるような戦闘用の武器がないと、勝ち残るのは厳しそうだけど、果たして他に秘めた能力はあるのかどうか。

あと、石上によってまた一つ重要設定が明らかにされましたね。「チャイルドは倒した相手の力を取り込んで、より強くなる」とのこと。なるほど、その理屈なら確かに、最後に勝ち残ったHiMEはとんでもない力を持つことになりそう。だけど、ハリーは深優に倒されてしまったので、ハリーの力の分が足りなくて、最強のHiMEが決まっても残念ながら媛星を御せるほどの力には後一歩届かなかった、なんてことにはならないのかな。そう言えば、カグツチはアルテミスを倒したけど、特にパワーアップしてないような…。今回初めて、命に対して口から炎ではなくレーザービームみたいなのを撃ってたけど、それがアルテミスから取り込んだ力だったりして。ショボいパワーアップだなオイ。あとゲンナイの力は、ミロクに取り込まれたのだろうか。ミロクは命が死んでも消えないとこ見ると、チャイルドではなさそうだけど。黒曜の君専用武器とかで黎人が後に使うことになるとか。いや、もしかすると命は生きているという印なのかも…? この剣の謎もいつか明らかになるのかな。

なつきは、今回はしっかり者でしたね。舞衣をひっぱたいて励ましたり、雪乃を無理やり引っ張って行って協力させたり、命を正気に戻したり、命の剣を手から撃ち落したりと、大活躍。正直、見直した。デュランと揃ってヘタレだとか言ったことを謝りたい。ヘタレなのはデュランのみだった。それとなつきに関しては、接触を求めてきたシアーズによってもたらされる情報がどういうものか気になる。個人的には深優復活のための伏線を希望したいところ。

そして静留! なつきの危機を救うため、ついにチャイルドをっ! 激燃え展開来たーっ! …ただ、シルエットは静留だと思うけど、静留は寮の騒ぎのときは寝巻き姿だったのに、このシルエットは違うんだよなぁ…。制服着てるっぽいんだよなぁ…。即行で着替えてやって来たのだろうか。碧も初めて正体バラしたときはバイトの服にわざわざ着替え直して登場したしな。ありえるかも。一応遥香の可能性もあるが、まあ、なつきを守ったという行動からすれば、やはり静留の方でしょうね。で、チャイルドはヤマタノオロチ型。カグツチに匹敵するほどの大型タイプで、なかなか強そう。いい感じじゃないですか。さすが最後に控えていた大物は違いますね。八つの口から一斉にビーム攻撃できれば、かなりイケてるんですが。そりゃちょっといくら何でも卑怯すぎかな。エレメントの方は青龍刀?なぎなた? どっちにせよ、静留にはお似合いのようで。あかねのトンファーみたいな、どうやったらダメージ与えられるのか分からんような、変な武器でなくて良かった。

今回も出番のあった白無垢は、カラスの演出からして、もう絶対詩帆で間違いないんだろうけど、あの姿がいまだ謎のままですね。想像ですが、あれは300年前のHiMEの姿で、もしかすると詩帆の前世の姿なんじゃなかろうか。先に舞によって楯に抵当権?が設定されてしまったので、舞より後からHiME能力に目覚めた詩帆は、残念ながら楯に関する権利を持てなくて、いびつな目覚めの形になってしまい、本人は無意識のうちに感情が高じたときなどに自然と力を使ってしまっていて、記憶の底にある前世の姿を幻影として形作ってしまっているとか。ラジオドラマで、詩帆があかねちゃんの幻影らしきものと会話したりする話があったけど、あれも詩帆のHiME能力の一端だとすれば、なんかそういう幻を作り出す力があるのかも。

最後に真白とメイドについて。
真白は舞衣と命が戦うことに関して「この事態だけはどうしても避けなければならなかったのに」と言うけど、どういう意味なのか。真白は命に課された「黒曜の君のパートナー」としての使命を知っていたのかも。しかし凪は別にそんな風に心を痛める様子もなく、大喜びで「舞衣ちゃん、君は最高だーっ!」ですからねー。二人の立場の違いが現れてますね。真白は例の婆さんたちと同じ、「黒曜の君」を勝たせるための「黒曜一派」に属しているために、命が負けるとマズイと考えているが、凪はそうじゃないということだろうか。今の段階では何とも言えないな。

さて予告。なんと舞衣が黎人とエッチ…ではないだろうな、ただ単に雨で濡れた服を乾かしてるだけだよな。まさかな、騙されないぞ俺は。いや、でも、しかし…。寂しさゆえに体を許してしまうものの、心は楯の元に…ってパターンもありか。………あんま考えるのはよそう。

以上、感想終わり。





…と、以上のような駄文を毎日ヒマなときにコツコツと書きためていたのを今日整理してアップしたわけですが…。のんびりしすぎたせいで次の放送日が来てしまい、これをアップする前に、さっき昨日の夜中に録画した21話を見てしまいました。…思いっきり予想とか外れてるし。命も生きてやがるし。恥ずかしすぎる…。今更アップするのもなんなんですが、20話見た時点での感想を書き留めておくことも、それなりに意味があるということで…。21話の感想もなるべく早くアップしたいのですが、またかなり遅れるかも。21話、最悪にややこしすぎ。色々考えてきたことが根底から覆されたりで、頭を整理しきれるかどうか。どんな感想かけばいいのやら…大変だー。
posted by ごくし(管理人) at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | (アニメ感想)舞-HiME
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舞‐HiME 第20話
Excerpt: 『舞‐HiME』最高!こんな展開を望んでました。
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舞-HiME「炎の舞/涙の運命」感想
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